「男は恋に死に、女は恋に生きる」と言ったのは、フランス・ルネサンス期の作家、ボナヴァンチュール・デ・ペリエです。含蓄のある言葉だと感じます。
一方で、自殺にみる男女格差(サイトトップ:Chikirinの日記)によれば、日本では女性の3倍近くの男性が自殺しているようです。そして、男性の自殺理由は経済・勤務問題が圧倒的に多い。つまり、男の最大関心事は自身の仕事と経済力ということです。
更に、スタール夫人の言葉で「恋愛は男の生涯ではひとつの挿話にすぎないが、女の生涯では歴史そのものである」という名言があります。これもまた、本質を突いた見方だと感じます。
性差とは別に個人差は当然あるものの、大半の男にとって恋は最大の関心事ではないと考えられます。恋に身も心を捧げ尽くすようだと、自分や家族を経済面で支えていけないのが普通なので。
こう考えてくると、冒頭の「男は恋に死に~」のフレーズは、恋愛に全精力を注いでしまう男は、生活を支えるだけの収入を得られず、結果として死を選びやすいという解釈も成り立ちます。自殺しなくとも、不遇な生活に対するストレスから早死にしやすそうだし。
不倫においても、この構造は変わらない筈です。特にW不倫の場合、女性は夫から経済的に支えられているケースも多く、道ならぬ恋に存分にエネルギーを注げるということでしょう。
W不倫の恋愛
W不倫の恋愛は、大いなる罪。発覚すれば、双方の家族の人生まで破壊します。危険に見合う価値はあるのか、既婚者が恋愛するには不倫以外に道はないのか、愛憎と背徳の渦中で冷静さを保てるのかを考えます。
女は恋に生きる
Posted on 2013/2/23 17:56 by W | Category: 性差